歯を失ったときの治療法というと、インプラントを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はご自身の歯を別の場所に移植して活用する「自家歯牙移植(歯の移植)」という治療法があるのをご存じでしょうか。
「そんな方法があるなんて初めて聞いた」という方も少なくありませんが、最新のエビデンスでは6年以上の長期経過における生存率は75.3%〜91%と良好であることが報告されています。
エビデンス:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26696138/
成功率を高めるためには術中移植する歯の歯根表面にある”歯根膜”の損傷を最小限にすることが重要です。そのための事前準備(3Dレプリカの活用など)や高度な治療技術が要求されるため、どこでも可能な治療ではありません。
しかし”抜歯=インプラント”ではなく、”ご自身の歯を最大限に活かす”という観点から自家歯牙移植は大切な選択肢の一つとなり得ます。
当院では、かけがえのない天然歯をできる限り保存するために、必要に応じて自家歯牙移植もご提案しています。
 
                長年通っていた歯科医院で、突然「この歯は残せないので、インプラントが必要です」と言われた。そのような経験に、戸惑いや不安を感じている方は少なくありません。
                  このように様々な疑問や不安をお持ちになられる方がいらっしゃいます。
                  治療費用も高額になる上に、納得できない気持ちがある。そのような方は後悔しないために、診療カウンセリングやセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。
                  
                  当院では、親知らずなどご自身の歯を移植して活用する『自家歯牙移植』を始め、そもそも歯を抜く必要があるのか?という適切な診断からサポート致します。
                  
 
                
                自家歯牙移植とは、ご自身の健康な歯(多くの場合は親知らず)を、別の場所に移植して再利用する治療法です。たとえば奥歯を抜歯しなければならない場合、残っている親知らずを移植することで、天然の歯と同じような機能を維持することが可能になります。
                この治療では、歯根膜(しこんまく)という天然の組織を同時に残すことができます。そのため、インプラントにはない「噛んだ感覚」を守ることができるという特徴があります。なにより自分自身の歯だからこそ、身体との調和も自然で、より快適に日常生活を送ることができます。また将来インプラントが必要になる可能性があるにしても、それを少しでも先に伸ばしたい比較的年齢が若い方とっては最適な治療です。
                
 
                インプラントと自家歯牙移植は、それぞれ異なるメリットと特徴を持つ治療法です。
自家歯牙移植は誰にでも適用できるわけではありませんが、可能性がある場合は選択肢として大きなメリットがあります。
根未完成歯の場合は根管治療を行わない場合があります。また歯根の炎症性吸収を予防するため根管治療は術前に行う場合や、術後数週間で実施する場合があります。
矯正的移動は長期予後を大きく損なわないことがわかっているため、移植後に矯正治療を行うことも可能です。通常の矯正治療で見られる表面吸収が見られても臨床的意義は小さい範囲に留まると報告されています。
            インプラントの話が出ているけれど、本当にそれでよいのか不安。
この歯が抜歯になった理由や原因をしっかり理解してから、納得した上で次の治療に進みたい。そうお考えの方にこそ、ぜひセカンドオピニオンをご活用いただきたいと考えています。当院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、納得して選択いただける治療法をご提案しています。ぜひ一度ご相談ください。
        
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